1歳未満にハチミツはNG!もう一度おさらい…乳幼児期に気を付けたい食材

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コミュニケーション

先日1歳になったばかりの娘を育児中のライター・榎しおこです。今年の4月、生後6ヶ月の乳児が離乳食で死亡するというニュースが報道されました。原因は「乳児ボツリヌス症」。国立感染症研究所によるとハチミツに含まれている「ボツリヌス菌」に感染し、死亡した例は国内では初めて。私が娘と通っている子育て支援センターでも話題になり、今一度与えてはいけない食材を確認するように……と手書きのポスターやチラシが配布されました。

お孫さんのいる方であっても「ハチミツがダメなの!?」と驚かれた方もいるかもしれません。今回はもう一度確認しておきたい、乳幼児期に与えてはいけない食材についてお話していきましょう。

「どうしよう!子どもにハチミツをあげてた」……親世代では珍しくない

このニュースを知ったとき、「うちの子どもには食べさせていた」と驚かれた方もいるかもしれません。ハチミツのパッケージに「0歳児に与えてはいけません」といった表示が当時の厚生省から義務付けられたのは1987年10月。それ以前ではハチミツを与えていけないという認識が薄く、身体に良いイメージや実際に栄養も豊富なことから、気にせず与えていたケースもあるようです。

子育て支援センターにいたお母さんも「小さいころに泣きやまなくて、ハチミツをつけたおしゃぶりを舐めてたみたい……」と驚いていました。

つまりはだいたい30歳以上のお子さんを育てていた世代に関しては、1歳未満の乳児にハチミツを与えていた可能性があるということ。ではなぜ感染しなかったのかというと、全てのハチミツにボツリヌス菌がいるとは限らないからです。国内に流通している約5パーセントがボツリヌス菌に感染していると言われており、幸いにも安全なものを食べた、または身体の機能が整っているなど反応が出なかったと考えても良いかもしれません。

ボツリヌス菌に感染しているかどうかは産地やメーカーはもちろん見た目では分かりません。そして加熱をしても死滅しません。ボツリヌス菌は兵器にも使われるほどの、世界最強レベルの猛毒です。0歳児には絶対に与えないようにしてください

ハチミツだけじゃない!黒砂糖にもボツリヌス菌がいる


最近では健康志向により、料理に白砂糖よりも黒砂糖を使用している家庭が増えてきました。ハチミツ同様、上白糖より身体に良さそうなイメージのある黒砂糖も0歳児には与えてはいけない食材です。

理由は黒砂糖の製造過程でボツリヌス菌が混入する可能性があるから。製造をするにあたり、黒砂糖は糖分の分離精製(簡単に言うと不純物を取り除き精製する工程)をしていません。そのため、土壌に潜伏していたボツリヌス菌が混入し、黒砂糖が感染してしまうのです。

黒砂糖は素材にこだわったお菓子やパンなどに使用されているケースがあるので、こちらもハチミツ同様に絶対に与えてはいけません。

蕎麦も1歳未満には厳禁


私が母親学級に行った際に聞いた1歳児未満に与えてはいけない三大食品が「ハチミツ」「黒砂糖」、そして「蕎麦」でした。蕎麦は未熟な身体ではアレルギーを起こしやすい食材。アレルギーが出てしまった場合、重篤な症状になりやすいのです。アレルギー反応が強い子ではお母さんが蕎麦を食べたあとの母乳や、蕎麦屋さんに行っただけで具合が悪くなったケースもあるほどです。

蕎麦屋さんに行ってもうどんならば大丈夫?と思うかもしれませんが注意が必要。そばとうどんは同じ釜で茹でていることが多々あり、さらに空中に舞った蕎麦粉が混入する恐れがあります。0歳児でもうどん好きな子は多いですが、蕎麦を扱っている飲食店の食事は注意が必要です。

蕎麦は1歳からの離乳食完了期で与えても良い食材にはなっています。しかし、アレルギー反応が強く出る食材であることには変わりありません。蕎麦は栄養面的にマストな食材ではありませんし、子どもが特別に好む味でもありません。私が参加した母親教室では2歳以降などできるだけ年齢が高くなってから与えた方がリスクが軽減されると習いました。

では……お寿司など生ものはいつから?


1歳を節目に解禁される「ハチミツ」「黒砂糖」「蕎麦」。解禁されるということは胃腸が強くなっているということだから、お刺身やお寿司も良いのでは?と思うかもしれません。

私も一度気になって区の栄養士さんに聞いたことがあるのですが、生ものは3歳児以降にして欲しいとの見解でした。0歳児はもちろん、1歳~2歳児ではまだまだ消化器官が未熟であるため、生ものは適していないとのこと。寄生虫や食中毒の心配が懸念されます。大人でも生ものに当たることはありますよね。

また、魚介類を生で食べる行為は必要不可欠とはいえません。乳幼児でも加熱した魚は食べられますから、そちらの方が安心。最終判断はその家庭の考え方によるものの、生ものに興味を持ち、美味しいと思える5歳くらいまでは積極的に与えない方がリスクが低いのではないか?とのことでした。

まとめ


最後に……もう一度おさらいです。

・ハチミツと黒砂糖は1歳を過ぎてから(0歳児には厳禁)
・蕎麦は1歳を過ぎてから様子を見つつ(無理に与えない)
・生ものは明確な年齢はないが(未熟な0~1歳児では×)、5歳すぎくらいから考える

この他にも子どもによってはアレルギーがあります。母親教室や育児書では「初めての食材は平日(病院が開いている時間)の午前中に少量から試す」という注意がされています。大切なお孫さんのため。何か食べ物を与えたいときには、必ずお父さん・お母さんに確認をしてからにしましょう!

この記事を書いた人

榎しおこ

群馬県出身・都内在住。現在は2016年3月生まれの娘を子育て中です。

以前は女性向けWEBコンテンツ製作会社にて企画と運営を約5年間経験し、以降フリーライターとして活動。現在は娘に振り回されつつも「コミュニケーション」「生き方や働き方」「終活」をメインに執筆し、WEB媒体や雑誌・フリーペーパーに寄稿しています。趣味は国内旅行。独身時代は一人リュックサックを背負い、全都道府県を制覇しました。

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