おもしろい地域活性化の取り組み3事例

カテゴリ名:
社会貢献

アベノミクスの影響でよく目にするようになった地域活性というキーワードですが、これを具体的にどんなことが行われているのかよくわかっている方はどの程度いらっしゃるでしょうか。

今回の地域活性化ということにフォーカスして成功事例として行われている取り組みについてご紹介します。

地域の魅力を引き出すアイデアが沢山あります!

その1 大衆の力をWebで集めて街興しを行った事例

石垣島の「USIO Design Project」という石垣島の名産品をリデザインする募集がありました。
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引用:USIO Design ProjectHP

これはデザインの力を借りて、石垣島の魅力を再発見するプロジェクトです。

このプロジェクトが目指したものは、海の潮のように人が行き来し、潮目のように豊かな交差からものが生まれる、人の接点が生まれることです。

そして石垣・東京・台北の3つの地点をベースに、島で生まれる製品や島で働く人材、ここで生まれる知恵を世界中のデザイナーの知恵で表現していくという街興しです。

この地域を知ってもらい、名産品に触れて、アイデアを出し合うことで、島の将来をつなげる試みです。

コンペ形式で行われたこの取り組みは個性的な考え方の10点が採用されました。

また新しいのはオンライン上でオープンコンペを行ったことです。

名産品のデザインを募集するのにインターネットを使い募集し、そこで審査しました。

これが従来まではなかった新しい方法です。

近年使われるようになったクラウドソーシングの仕組みに似ています。

クラウドソーシングとは、

クラウドソーシングとは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注したり、受注者の募集を行うこと。また、そのような受発注ができるWebサービス。

企業などがクラウドソーシングサービスのサイト上に業務の内容や発注条件などを告知し、サービスの加入者の中で希望する人が応募する。発注元は応募者の中から適任と思われる人物に業務を発注する。また、制作物の依頼などでは希望者が作品を投稿し、気に入ったものを選んで買い取る、いわゆるコンペ形式の発注形態が取られることもある。

IT用語辞典e-word

そしてアイデアが採用されてコンペ終了した後に採用されたデザイナーが実際の石垣島におとずれて、新しいアイデアを発掘したということです。

つまり、アイデアレベルの募集にとどまらず、実際に現地を訪れてもらうことで名産品の生産者の方とふれあい、新たなインスピレーションを受けてデザインを改良すると言うところまで行きつきました。

またこのプロジェクトでもう一つの成功ポイントは活動範囲が日本にとどまらないということです。

つまり近隣の台湾の方まで広がったということです。

石垣島の石垣市が主催して、台湾政府の設立した台湾デザインセンターと協力して実現したので、台湾からの参加者がいただけでなく、台湾の台北世界貿易センターの国際見本市でそのパッケージなどがリデザインされたものがお披露目されました。

まさに国境を越えた地域活性化の好事例となっています。

またこのような活動はSNSなどを通してその経過や経緯が報告されたので、それも幅広く情報が広がり、地域活性化に一役買ったといえます。

その2 遠くにいながら地元を応援できる「FAAVO」という取り組み

このFAAVOは地域・地方に特化したクラウドファンディングをベースにしています。

またこのFAAVOは宮崎、新潟といったそれぞれの地域にもクラウドファンディングのサイトを運営しているという特徴があります。

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引用:FAAVO HP

特にこの取り組みは地域と地方に特化して、故郷を離れて暮らす方が出身の地域を活性化させるために資金を援助する【民間型のふるさと納税】のような仕組みを目指しています。

現在では複数の地域版が立ち上がり、各地で色々なプロジェクトが行われています。

そしてそのプロジェクトが認められるとエントリーされて、資金調達に成功した事例も次々に生まれています。

例えばFAAVO宮崎の事例では「obisugi-design世界展開プロジェクト」というものが開催されました。

これは日南市の林業再生を目的として国産杉の工芸品をニューヨークのギフトショーに出展して、新しい販路を作るという目的です。

参考記事:子ども達に豊かな自然を残す!林業再生への挑戦、国産杉の工芸品を世界へ!

その結果、実に320万もの資金調達が可能になり、地域活性化のために資金調達手段としてインターネットが活用されるようになりました。

これはインターネットだけでも成立せず、かといってリアルな製品だけあってもうまくいきません。

このような新たなククラウドファンディングという方法はは地域活性化のための資金調達手段として、徐々に認められて認識されるようになりました。

また地域活性化には非常に優れた手段の一つとして認められています。

その3 日本の職人・作り手をみんなで応援する「伝統サポーターズ」

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「一流の職人になって伝統の技を伝えたい」、「技を生かして新しいものを作ってみたい」といったことを目的に伝統サポーターズという取り組みが行われています。

参考記事:伝統サポーターズ公式HP!

伝統産業を残すだけでなく、日本の優れた職人さんをサポートして一緒に未来を創設するという考えです。

伝統工芸や民芸の世界ではそれを引き継ぐ人材の減少や需要が低迷しています。
伝統的な技術や技法を後世に残さない、大量生産が難しい、海外のようにギルドといった形で残らないといった様々な問題があります。

そしてその結果市場のニーズが捉えられずに需要は低迷して、次世代の職人が集まらないといった問題が発生しています。
このような負の連鎖を断ち切るためにもこのプロジェクトは発足されました。

栃木県の伝統工芸品である「指物」の職人を支援するプロジェクトが地域活性化のために目標金額を集めることに成功し、職人の募集を行いました。約300人の登録があり、現在ではサポートする人数は1万人を超えています。

地域活性化をするためにリアルとバーチャルを融合させて成功した例です。

まとめ

地域活性の事例を3つ紹介しました。
このように、本当に様々な活動が行われています。もしご自身が何かしたいと思ったら、興味関心に合わせて情報収集をして、まずは気軽に参加してみてはいかがでしょうか?

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