記憶力や免疫力が上がる!? 「マインドフルネス」とは

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心の豊かさ

うつや不眠症で悩んでいたり、原因不明だけれど体調が思わしくないという方にぜひ試していただきたいのがマインドフルネスです。

マインドフルネスとは瞑想とヨガを組み合わせたアメリカで考案された方法で、意識を現在だけに集中させることで雑念を取り払い、不安やストレスを軽減させる方法です。
考案者のジョンカバットジンは禅についても研究しているため、瞑想にはかなり禅の考え方が取り入れられています。

やり方はシンプル

自分が一番リラックスできる体勢で行うことができますので、時間や場所を選ばないシンプルで便利な方法です。
具体的なやり方としては呼吸に集中することです。

息を深く吸って吐くほうの時間を吸うよりも長くすることで、副交感神経が優位になりリラックス効果がもたらされます。
意識のすべてをいまここに自分が存在する、静かに息をしている自分がいるという認識をもつことで怒りや不安、悩みから解放されます。

最初のうちはすぐにほかのことを考えてしまったり、呼吸が浅くなったりしてしまいますが、毎日10分ほどの時間をマインドフルネスにつかうことで頭の中を真っ白に、意識を集中させることがいつでもどこででもできるようになります。

頭の中で言葉や色、図などが浮かんできたときには思考をしている状態になります。
瞑想状態では音が聞こえてきたとしても、頭の中では何も考えることなく、体で音を受け止めるだけの状態になっていることがマインドフルネスの状態となります。

外部からの刺激に対して何かを感じて思考してしまうことが、新たなストレスを生んだり、怒りを生じさせたりする原因になることも多いため、外部からの刺激に対して何も感じなくなるという無の状態を作り上げることによって、いつも穏やかな精神状態を保つことができるようになるのです。

判断しない、評価しないを心がける

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現実をありのままにみつめることができるようになれば、意味や解釈を取り入れることなく、良い悪いを判断することなく、心の平和マインドフルネスを完成させることができるのです。

マインドフルネスができるようになると、集中力が高まり、不安が和らぎ、創造性が豊かになり、思いやりの気もちが生まれてくるようになります。
10分間のマインドフルネスを2週間実行した結果、記憶力や免疫力がアップしたという研究も発表されています。

特に短期記憶力の向上が目覚ましいので試験やプレゼンなど重要なイベントの前に実施してみるのもおすすめです。
脳スキャンと血液検査の結果からもストレス耐性に変化がみられ、脳の密度が増加することが知られています。

主観的な記憶力低下がみられる人には脳にもアミロイドベータの沈着や灰白質と呼ばれる脳の密度が低下していることが認められることがありますが、マインドフルネスを実行すると記憶力の改善を実感できると答えた人が多いことでも注目されており、アルツハイマー病の予防対策としてもマインドフルネスが研究対象となっています。

人間は過去のことにとらわれたり、将来の不安のことを考えてしまうことで不安やあせり、ストレスを自分で作り上げてしまいます。

マインドフルネスを実行することで、脳細胞を再生させ、集中力や記憶力をつかさどる海馬と感情を統制する眼窩前頭皮質が大きくなることが研究からも判明しています。
深くリラックスできるようになりますので、質の良い睡眠をとることができるようになります。

毎日普通に生活をしているだけでも小さなストレスが発生し、知らない間にため込んでしまうことで疲れやすくなったり、怒りやすくなったりします。
慢性疲労は集中力を低下させ、仕事の効率が落ちてしまい、次第にうつ病などの精神疾患に至ることもあります。

マインドフルネスは一種の腹式呼吸ですので、誰にでも簡単にできます。
深く息を吐いたり吸ったりすることで、胃や腸などの内臓の働きも活性化してくれますから、内臓のマッサージにもなります。
体の隅々にまで血液をいきわたらせて、酸素や栄養素が全身の細胞にいきわたることにもなります。

腹式呼吸をすることで脳内幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活性化され、心の安定にも役立ちます。
マインドフルネスでよく実行されているのが478呼吸法と呼ばれるやり方です。
深く4つ数えて鼻から息を吸い込み、息をとめて7つ数えます。

8つ数えながら息を吐き切ります。
椅子に座ってでもあぐらをかいてでもかまいませんし、隙間時間を使って気軽にできる気分転換、集中力アップの呼吸法です。

心を整えることで日々がより豊かになっていくはずです。

ぜひ試してみてくださいね!

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