もっと知りたくなる!今が旬のじゃがいもの魅力!

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健康

男爵・メークイン・キタアカリ・・・

みなさん何の野菜かわかりますか?

そう!【じゃがいも】です。

多くの国で主食にもなっているとても栄養価の高い野菜。

最近はカラフルなじゃがいもなどたくさんの品種が出回るようになりましたね。

ホクホク、ねっとり、それぞれの特徴に合わせて料理すると、よりいっそうおいしく食べられます。

私は野菜ソムリエプロの増田純代と申します。

畑で野菜を育て始めて7年目になります。とれたての野菜のおいしさに感動し、育てる楽しさ、また大変さも感じ、野菜のことをもっと知りたい!という思いから野菜ソムリエプロの資格を取得しました。【畑から食卓へ】をテーマに農園体験イベントなどを企画して活動しています。いろいろな角度から野菜の魅力をたっぷりお届けいたします。

今回は野菜ソムリエプロの私が【じゃがいも】の魅力をお伝えいたします。

じゃがいもはどこで生まれて、いつ日本に来た?

じゃがいもは南米のアンデス高地で生まれたといわれています。アンデス高地は涼しくて昼夜の寒暖の差が激しい気候で乾燥地帯です。日本でも同じように水はけのよい涼しいところでは糖度やでんぷん質が高まって良質なじゃがいもがよく育ちます。日本に入ってきたのは江戸時代。長崎に伝わり明治時代になってから北海道で多く作られるようになりました。現在じゃがいもの生産量1位が北海道、2位が長崎です。生まれた環境、歴史を学ぶと納得ですよね。

じゃがいもの旬はいつ?

『新じゃが』と呼ばれる掘りたてのじゃがいもは、主に長崎・鹿児島が3月から5月がピークです。

北海道は十勝地方なら7月頃から出荷されます。

東京にある私の畑では3月上旬から中旬に種イモを植えつけて、6月に『新じゃが』として収穫できます。種イモを植える時期がくると春が来た!と感じます。

じゃがいものよく育つ温度は10℃から23℃といわれています。霜がおりるのが遅い暖かい地方は9月に植え付け12月に収穫も出来ます。日本全国で時期をずらして栽培しているので1年中おいしいじゃがいもが食べられます。

じゃがいもの保存は?

収穫して約3か月は休眠期間で芽が出ませんが、それ以降は芽に注意しましょう。

芽の周辺にはソラニンという毒素が含まれています。取り除いて食べることもできますが、芽の付け根ごとしっかりくりぬきます。また、じゃがいもに強い光が当たるとソラニンが生成され緑色になります。日光に当てないように、新聞紙や紙袋でしっかり包んで、常温で保存しましょう。

調理のときは「でんぷん質」をどう生かすかがポイント!

じゃがいもの主成分はでんぷん質です。でんぷん質をどう生かすかがまずポイント!

水にさらせばでんぷん質がとれサラッとします。反対に粘りを出したいなら、さらさないで調理したほうがいいです。例えば千切りにしたじゃがいもをハッシュポテトにしたい場合は水にさらさない。シャキシャキ感を残した炒め物の場合は水にさらす。と同じ切り方でも違う食感を楽しむことができます。

但し、じゃがいもは空気に触れると酸化して変色してしまいます。粘りを出したいときは切ってすぐに調理するか酸化防止のために水にさらす場合は短時間にしましょう。

たくさんある品種の特徴に合わせて料理してみましょう!

ここで最近注目のカラフルな品種も含めていくつかご紹介いたします。

今年私が注目した5品種です。

シャドークイーン:果肉もきれいな紫色で加熱しても色が変わりません。この色はアントシアニン色素です。ねっとり系なのでポテトサラダがおすすめです。

ノーザンルビー:こちらもアントシアニン色素を含んでいます。皮は赤で中はかわいいピンク色。ややねっとり系です。ピンク色のポテトチップスなんていかがでしょうか?黄色や紫のじゃがいもと一緒に盛り付ければ一気に華やかになりますね。

デストロイヤー:別名グラウンドペチカ。ややホクホク系甘みが強いのが特徴です。皮の模様がマスクをしているような見た目から元プロレスラーの名前が付けられたといわれています。

インカのめざめ:やや小ぶり。なめらかな果肉でナッツや栗のような風味があるのでお菓子にも利用されます。仲間には皮に斑紋があるインカのひとみや皮が赤いインカルージュがあります。

きたかむい:丸い形がキュート。皮も中も白っぽいのが特徴です。煮崩れしにくいけど軟らかく甘みもあるのでコロッケがおいしいです。シャドークイーンと合わせて二色ポテトサラダも楽しい一品になります。

カラフルじゃがいもの料理活用法

カラフルな品種のじゃがいもを使っただけでちょっと華やかな食卓になります。

スキレットにカラフルじゃがいもを並べてハーブを乗せ、オリーブオイルをかけて焼くだけでも素敵な料理になりますよね。

紫色やピンク色のアントシアニン色素は100℃までは色が不安定になりますが、高温では安定する性質を持っています。茹でると色が抜けますが焼いたり揚げたりすればきれいな色が保たれます。

カラッと揚げたポテトフライやレンジで裏表加熱するだけのヘルシーポテトチップスなどもおすすめです。カラフルなじゃがいもを加えるだけで料理が華やかになりますよ。

もっと知りたくなりました?じゃがいもの魅力

【じゃがいも】のおはなしはいかがでしたか?

ぜひ、じゃがいもの特徴や、多種多様なの品種の魅力を生かしてじゃがいも料理を楽しんでみてください。

今からが旬の【じゃがいも】。楽しく!おいしく!たっぷり召し上がってください。

この記事を書いた人

増田純代

野菜ソムリエプロ、江戸東京野菜コンシェルジュ 1964年生まれ。家庭菜園をはじめてから採れたて野菜に魅せられ野菜ソムリエプロの資格を取得。【畑から食卓へ】をテーマに農業体験イベントの企画開催、キッズ向け野菜教室、企業のワークショップなどを中心に食育活動に力を入れている。

また江戸東京野菜コンシェルジュとして、伝統野菜の魅力も発信している。

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