【おとなの女のモノ選び】そろそろ見直したい、メイク道具について

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心の豊かさ

コンパクトに入れっぱなしのスポンジでファンデーションを塗っちゃったり、メイクを落とさないまま寝てしまったり、多少のムチャをしても許された時代はもう終わり。これからの乾燥する季節、おとなの肌を最大限にいたわるために、メイク道具を見直してみませんか?

ファンデーションはブラシ使いがオススメ!

まず見直したいのはファンデーションを伸ばすスポンジ。油分が多く、ハリのある若い肌にはスポンジもよいですが、柔らかく、乾燥しがちでシワやくぼみのあるわたしたちきらリズム世代の肌には、ちょっと負担が大きく感じます。肌に密着するスポンジはそれだけ摩擦が大きくなりますから、日々のメイクの工程で肌がびよーんと引っ張られ、更なるしわの原因にもなりかねません。できるだけ摩擦による刺激を少なく、柔らかく凹凸のある肌にていねいにファンデーションをのせるためには、肌当たりのやさしいブラシ使いがおすすめです。

そもそも、最近のファンデーションはブラシを使うのが主流になりつつあります。以前はスポンジを使うのが当たり前だった固形のパウダーファンデーションやリキッドファンデーションも、このところブラシを使うようにおすすめされることが増えてきました。これはどうやら、ファンデーションやメイク技法の進化だけが理由ではなさそうです。

おとなのメイクアップの時代がやってきた

昔、それこそわたしたちが子どもの頃や若い頃には、日本ではメイクアップは主に若い女性のためのものでした。当時の化粧品のCMやポスターを思い出してみてもそう。

「奪われそうな唇」(1973年・カネボウ)
「彼女はフレッシュジュース」(1975年・資生堂)
「サラダガール」(1976年・カネボウ)
「ひとつ年上、冬の肌」(1978年・カネボウ)
「ナツコの夏」(1979年・資生堂)

小麦色の肌をより健康的に見せたり、大人っぽい白肌を演出したり、セクシーな目もとやリップを追求したり、パールでかわいらしさを演出したり、ポップなカラーでフレッシュに彩ったり。あの頃の「メイク」は若い女性のモテや、背伸びしたい女の子のためのヨロイでした。

でも、その後、化粧品のCMはずいぶん様変わりしました。

「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」(1997年・資生堂)
「老前、老後。ときは、人を、磨く。」(2002年・資生堂)
「年齢はアクセサリー」(2013年・FUJIFILM)
「自信なんて、今もない。だから、続けられるの」(2016年・コーセー)
「世界はBEAUTYに満ちている。」(2017年・新年・資生堂)

今では「メイク」は幅広い年代の女性が思い思いに自分のキレイを楽しむためのエッセンス。ですから、メイク道具や手法も、年齢肌をより魅力的に仕上げられる方向に視野が拡がっているのです。

メイクブラシのモノ選び

おかげで、ひとくちにファンデーション用のブラシと言ってもいろいろなタイプのものが出揃っい、肌質や好みに応じた選択肢がずいぶん広くなっています。太い筆の先をぱつんと平らに切り落としたような、肌に広い面積で密着させやすいかたちや、そのバリエーションのナナメぱっつん型、長めの柔らかい毛と短い硬めの毛を組み合わせたものや、油絵に使う“フィルパート”の筆のように細かく塗り込みやすいものなど、さまざまな形状のブラシが発売されています。各メーカーでは、ファンデーションやパウダーの特性、そして作り込みたい肌の質感によってオススメのブラシも用意されているので、まずはカウンターでBAに相談してみましょう。

さらに、おとなの女としては、その先にもうひとつ贅沢をするのもよいかも知れません。例えば、同じような形状、同じような役割のブラシでも、ナイロンなどの化学繊維のものも、獣毛のものもあります。また、持ち手部分の素材や製作工程などによって、質感やお値段もピンキリです、ところが、贅沢と言っても、ただ闇雲に高価なもの=自分にとってベストなものとは限らないのがブラシの奥深いところ。素材として繊細な獣毛は、たいへんやわらかく粉含みなどが良い反面、傷みやすくお手入れにもていねいさが要求されます。また、天然素材の獣毛は、体質によってはアレルギーを引き起こす可能性もないとはいえません。いろいろなブラシを試して、自分にぴったり合うモノを見つけられることこそ、最高の贅沢なのかもしれません。

まとめ・いつかは使ってみたい「熊野筆」

わたしは決してマメな方ではないこともあり、使っているのはナイロンの安価なもの。それでも、体質的に問題がなければ、いつかは使ってみたいと思うブラシがあります。それは、かの有名な「熊野筆」の化粧筆。獣毛を使い、職人さんがていねいに植えた世界でも最高級と言われる「熊野筆」の化粧筆は、あこがれのアイテムです。


熊野筆 化粧筆
http://www.kumanofude.com/shop/list.php?big_category=3&big_purpose=5

この記事を書いた人

吉田メグミ

フリーライター。1970年東京生まれ。

デジタルからカルチャー、エンタテインメントなどの雑誌、書籍、WEB記事を書いています。フリーペーパーココカラ編集員。

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