【おとなの女のモノ選び】 かわいい・やさしい・壊れない、愛着度抜群で最強の傘

カテゴリ名:
心の豊かさ

好きだったはずの、あの傘はどこに?

いままでいったい、何本の傘を使ってきたのでしょう。そして、その中で、いまでも記憶にある傘は何本あるでしょうか? こどもの頃に持っていた、白地に赤いリンゴがプリントされた傘のことは、今でも覚えています。それから、学生の頃に背伸びして買ったヒステリックグラマーの、アメリカンなお菓子やいろいろなロゴが散りばめられたテキスタイルを使ったクールな長傘。渋谷公園通りを登りきったモスバーガーの傘立てでドロボウされてガッカリしていたら、そのまま公園通りを下る途中のミスタードーナツの傘立てに突っ込まれていたのを奪還したあの傘は、その後いつごろまで使って、なぜ失ってしまったんだっけ? Momaのショップで買った、外側はシンプルな黒い雨傘なのに、内側には青空と雲がプリントされている折りたたみ傘も、ずいぶん気に入っていたのに、いつの間にかどこかになくなってしまいました。

記憶にあるようなお気に入りだったモノでさえ、そうやっていつの間にか無くなってしまう傘というアイテム。どれがどれだか判別もできない透明ビニール傘などは、それこそ、いつどこで入手して、いつ無くしたのか全くわからないうちに、手元に来たり去っていったり、知らない誰かのものと入れ替わっていたり。ただ濡れないためにだけ購入し、すぐに壊れても何も思わずに捨ててしまうモノ。急に雨に降られてしまったときも、誰かに「これ使って! 返さなくていいから」と言われてありがたくお言葉に甘え、またどこかに置き忘れても「まあいいや」で済ませてしまうモノ。いつの間にか、傘は、そんなふうに愛着のうすいモノになってしまいました。それはなんだか、ちょっぴり寂しいこと。

そして、大好きな「最強の傘」との出会い

ですが、わたしにはここ6年ほど使い続けている傘があります。それがBLUNTの折り畳み傘「XS_METRO」。カドマル六角形の個性的なフォルムと、雨の日のちょっと憂鬱な気分をグッと引き上げてくれるポップなカラーリング、ぽってりと手に馴染むハンドルと、見た目のかわいさも魅力的なのですが、そのデザインのすべてが、傘に求める機能に由来したものになっている、たいへん優秀な傘でもあります。

まず、もっとも目を引く、カドマルの形状。この傘の骨の先端部分には、他の傘にはない、たわんだTの字のような骨が付いています。傘を使ううえでもっとも壊れやすく、また、人混みで使うときや狭い歩道でのすれ違い、狭い門などをくぐるときに気になる、骨の突端が外に露出しないこの形状は、安全性の高さや丈夫さだけでなく、もっと重要な意図があってつくられたもの。

その意図とは、耐風性能の高さです。わたしが愛用している折り畳みの「XS_METRO」でも、耐風性能は風速20m/s。同じシリーズで長傘タイプの「Classic」や「Light」なら、風速31m/sの耐風性能を備えています。その秘密が、この傘のフォルムとカドマルの形状。空気力学的に計算されたこのカタチにより、風を傘がモロに受けることなくじょうずに受け流し、しなやかで丈夫な傘の生地が、強い雨風の中でも雨を防いでくれるのです。わたしの愛用している「XS_METRO」でも、ちょっとやそっとのビル風や、台風前後の暴風雨の中で使用の際にも、「うわあ壊れちゃう!」という不安感はほとんど感じずに使ってきました。そりゃあおとなですから、さすがに「今日は傘をさして歩き回らないほうがいいな」と感じる時には傘を閉じておこう、くらいの分別のある使い方ではありますが、時々やむを得ず他の傘を使ったときとは「これはヤバイ!」と思う段階が明らかに違います。BLUNTの安心感に慣れてしまった今では、他の折り畳み傘が心もとなくて使えないくらい。

おとなの愛は軽薄短小に非ず

「XS_METRO」は折り畳み傘としては決して小さく軽いものではありません。ですから、携帯性としてはちょっと劣ります。雨に備えていつでもバッグに入れておけるようなサイズ感ではなく、いま傘を持ってるよ! としっかり主張してくるくらいの存在感があります。でも、差してみるとこれが驚くほど軽やか。それは傘のバランスの良さ。風を受け流す構造は、そのまま空気を受け流す構造でもあるのでしょう。空気抵抗が少ないので、差したまま走っても腕に負担がありません。ハンドルを片手で支えているだけで、まるでやじろべえのように傘が自分でバランスをとってくれる。傘のポジションを固定するための腕に力を入れる必要がないということが、これほどラクで安心感があるとは! そして、このそれなりの存在感の主張が、うっかり者のわたしに「傘を忘れてくる」というミスを防いでくれているのかも。日傘にも使っているくらいのお気に入りの1本なのです。折り畳みには携帯性が大事! という方は、どうぞ長傘のほうでお試しください。「傘を使う」という行動の常識が、きっと変わりますよ。

まとめ・もういちど、傘を愛そう!

強い雨風にも壊れない最強の傘は、壊れないから、長く使える。長く使えるから、愛着もひとしおです。

BLUNT
https://www.bluntumbrellas.com/jp/

この記事を書いた人

吉田メグミ

フリーライター。1970年東京生まれ。

デジタルからカルチャー、エンタテインメントなどの雑誌、書籍、WEB記事を書いています。フリーペーパーココカラ編集員。

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