やってみたい! 自宅で今すぐ始められる「自分史」の作り方

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終活

「自分の人生をみずからまとめた記録」である自分史。どんな方にも意義や喜びがあると聞けば、「私もやってみようかな?」という気持ちになるのではないでしょうか。

自分の人生すべてをふりかえってまとめると、手間も時間もかかります。まずは自分の好きなことや幸せな時代をテーマに、小さく楽しい自分史をかたちにしてみましょう。

幸い、現在はパソコンが普及しています。使いこなせる方も多いでしょう。また、高齢者や主婦など、パソコンを学ぶことなくきた方が学べる、初心者向けの書籍や講座もあります。

本や冊子を作ることはもちろん、写真や映像、音声、Webを活用して、より自由で幅広いかたちの「自分史」づくりが、パソコンでは可能です。

自分で安く作るやり方から、業者に作成を委託する方法まで、さまざまな方法があります。また、必ずしも文章をたくさん書く必要もありません。

自分史活用アドバイザーの筆者が、簡単なものから、本格的なものまで、ご紹介します。

自宅でプリントして綴じて冊子にする

自宅のプリンターで印刷して表紙をつけ、ホッチキスやひもで綴じれば、世界でひとつの「自分の本」のできあがりです。

家庭インクジェットプリンターで印刷できる紙は、通常のオフィス用紙から、和紙、写真光沢紙、写真マット紙、特殊紙など、いろんなものが出ています。紙を選ぶだけでも、味のある冊子を作ることが可能です。

市販の「製本キット」(1,000円〜5,000円程度)を使えば、ハードカバーのような仕上がりにすることもできます。

電子書籍を製作する

紙の本を作るかわりに、電子書籍を作るのもいいでしょう。パソコンやタブレット、スマホの画面で読む電子書籍なら、Webで送ったり、販売したりすることも可能です。

無料で電子書籍を作るさまざまなサービスが存在するので、価格面でもメリットが大きいといえます。

フォトブックを製作する

写真が多めの冊子を作りたいなら、フォトブックがおすすめです。多量の写真を、簡単に見目よくレイアウトすることが必要です。価格も無料〜数千円と手頃です。

写真の掲載に特化しているため、文字数のある文章を載せるのには向いていませんが、パソコンが得意な人なら、WordのファイルをPDF保存するなどの方法で、文字を画像化して載せることも可能です。

映像でまとめる

スマホの普及とともに、写真の代わりに動画で記録を残すことも、ごくあたりまえのことになりました。

パソコンやタブレットで動画を編集して、まとめたものも、新しい自分史のかたちとして広がっています。

アルバムに整理する代わりに、写真をスライドショーのように動画にまとめるアプリもあります。この方法なら、古い写真も動画に組み込んで、活用することができますね。

印刷会社で印刷・製本する

仕上がりのきれいな本・冊子を作りたいなら、印刷・製本を印刷会社に頼みましょう。

オンデマンド印刷が普及して、1冊から、比較的安価に気軽に本が作れるようになりました。また、印刷品質もよくなり、オフセット印刷に比べてそんなに見劣りしないものが増えてきています。

ページ数・部数・仕様により価格は変わります。その分、仕様に凝ることができて、本作りの楽しみを思う存分楽しむことができます。数千円から数万円かけて、しっかりしたものを作りたい方におすすめです。

パソコンに慣れている方なら、そのまま印刷すればいい「完全データ」を作って入稿する方法が、トラブルもなく早く仕上がります。メジャーなアプリ「Word」でデータを作成して入稿できる印刷所もあります。初めての人にも利用しやすいでしょう。

「自分ではそこまでできない」という方は、原稿を書き上げて、入稿前に、パソコンの得意な家族や知人に協力を頼んでみてはいかがでしょうか。

原稿を書くところから依頼する

「自分史作成サービス」をうたっている業者の多くは、話をするだけで取材して本にまとめてくれる、いわば「おまかせ」サービスを用意しています。

どんな本にしたいかをまず打ち合わせして、それからプロのライターが本人にインタビューを行い、書籍の完成までを請け負います。

自分で原稿を書かなくていいので、一番手間が少なく、完成度も高い自分史が残せます。その反面、まかせる作業が多いため、価格も高めになっています。

小冊子の作成で8万円から、ページ数のある書籍で20万円からというのがひとつの目安です。本格的な自費出版になるほど、基本料金が高額になります。

考えるべきことは、予算とスケジュール

いろんな方法がありますが、考慮すべきことは主に3つあります。

(1).スケジュール

自分史の完成まで、どのくらい時間をかけられるかを、まず考えましょう。

好きに時間を使える場合は、気軽に数日〜1ヶ月程度で作るもよし。数ヶ月〜1年近くかけて、しっかりした自慢できるものを作り上げるのもいいでしょう。

記念日や法事、年末年始など、完成を目指す日が決まっている場合は、どのぐらい時間と手間をかけられるのか、最初に考えておく必要があります。

(2).予算

どんな見栄えのものにしたいのかによって、予算は変わります。

身近で入手できる材料を使って、シンプルに安く、センスよく作るのも腕の見せどころです。

せっかくの記念の品だから、それなりにお金をかけて、立派なものを作りたいという場合もあるでしょう。

自分が何のために、どのくらいお金をかけるつもりがあるのかを考えておきます。

(3).委託先

スケジュールと予算を考えた上で、必要であれば業者に作業を委託します。

本や冊子の印刷・製本を、印刷会社に。
フォトブックやアルバムを、アルバム作成会社に。
映像の記録と編集を、映像製作会社に。

期限が限られているけれども、内容のしっかりしたものを作りたい、そのための予算もあるという場合は、取材から執筆、編集までを行う「自分史作成業者」に、まるごと作業を委託する手もあります。

自分史の作成に慣れたプロであれば、自分で取り組むよりも早く、高品質で内容のよいものを作ってくれます。

「自分史ってお金がかかるんでしょ?」と思っている人は、まず、お金をかけない自分史から、気軽に始めてみましょう。

自分が自分史を作る目的、どんな人にどんなかたちで届けたいのかがハッキリしてくれば、業者に委託して本格的に作るという選択肢も、でてくるかもしれませんね。

そんなときにはぜひ、自分史にくわしい、地元の「自分史活用アドバイザー」にご相談ください。

この記事を書いた人

宮野真有

グリーンフォトライター/文章アドバイザー

「植物」×「写真」×「文章」で、毎日を穏やかに楽しく充実させるための方法を研究、発信中。また、フリーランスの雑誌ライターとしての20年以上の仕事歴を活かし、文章が苦手な人などに、自分史やブログの書き方の指導・アドバイスを行っている。

自分史活用アドバイザー、グリーンセイバー

ブログ:http://miya-mayu.com/

▼自分史についてのテーマを連載して書いています。バックナンバーはこちらから▼

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